本当はとっても怖い高血圧

高血圧と合併症

40歳以上の2人に1人が高血圧といわれています。原因がはっきりしていない高血圧(本態性高血圧症)になってしまうと、ほとんど完治しないため、高血圧は一度なってしまうと、治療が難しいだけでなく、合併症(高血圧合併症)と呼ばれるさまざまな病気を発症する危険が高まります。

高血圧は自覚症状がないために、何らかの症状が出た時には、既に生死に関わる病気が進んでいる、ということはよくあること。健康診断などで、「血圧が高いです」と言われているにも関わらず、再検査にも行かず放置した結果、脳出血により突然死なんてことも珍しい事ではありません。

日本人の死亡原因の1位はガン(悪性新生物)、2位が心臓病(心疾患)、3位は脳卒中(脳血管疾患)。2位と3位はいずれも高血圧が引き起こす合併症です、足すと1位のガンと並び、高血圧が原因で、死亡に至たるという事がわかります。

高血圧が引き起こすといわれている合併症は大きく4つに分類されています。「脳血管障害」、「心臓疾患」、「腎臓疾患」、「血管疾患」で、具体的には、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、心肥大、狭心症、心不全、眼底出血、慢性腎臓病、腎不全、網膜静脈閉塞症、抹消動脈疾患、などになる可能性が、高血圧でない人と比べると高くなる事がわかっています。

そして高血圧患者の、約30%の人が腎臓障害を合併し、糖尿病患者の約6割が高血圧であったという事もわかっています。血圧は高ければ高い程、合併症の発症率が上がります。高血圧になる前、自覚症状が出ていなくても、なるべく早い時期から血圧管理を行い予防することが大切です。