本当はとっても怖い高血圧

高血圧と肥満

肥満体の高血圧の発症率は、そうでない人の2~3倍も高くなります。ではなぜ肥満が高血圧を引き起こし易くするのでしょうか。まず、体が大きい分、必要な循環血液が増えます、当然心臓はより高い圧力を出さねばならなくなります。そうしなくては、体の隅々に血液が行き渡らなくなってしまうのです。相撲力士に高血圧が多いといわれているのはこのためです。

高血圧では元来末梢血管抵抗が高く、心臓からの血液が届きにくい状態にあります、そのために、心臓は血圧を上昇させ、血流を保とうとします。肥満体に降圧薬を使用するというのは、末端まで血液を送ろうとする圧を無理に下げようとするのですから、間違った服用をすると死にいたることもある訳です。

では肥満体の高血圧はどうしたらよいでしょうか、最も有効な方法は減量ということになります。1kg減量すると1.5mmHgの血圧下降が見込まれるといわれています。これは血圧値が、最高150mmHg/最低100mmHgの場合、10kgの減量をすると最高135mmHg/最低85mmHgとほぼ正常な血圧になるといえるでしょう。

そして肥満体の食生活は過食傾向が強く、塩分の過剰摂取、脂肪分、コレステロールなど全体に摂取量が多い事があげられます。そのため、血管が狭くなりやすく、血圧があがりやすくなります。

肥満体が体に良い結果をもたらす事は、何もないのです。ご自分が肥満体だと自覚しているならば、直ちに十分な減塩と節食と運動をして、体重を減らしましょう。脂肪とお別れできれば、降圧薬や通院ともお別れできる可能性が高くなります。