本当はとっても怖い高血圧

高血圧と勃起不全

勃起不全(ED/Erectile Dysfunction)も高血圧と密接に関わっているといわれています。ED(勃起不全)とは、男性の性機能障害の一種で、勃起困難、硬度不足などにより、性交が満足に行えない状態のことをいいます。

勃起不全の原因は、外傷など以外の原因をみると、高血圧、動脈硬化、糖尿病、心疾患、末梢血管障害、多発性硬化症、男性更年期障害(ホルモン異常)が考えられています。他にも鬱病、腎機能障害などの慢性疾患が原因となる場合や、抗鬱剤などの各種薬剤の副作用として、勃起障害が表れる場合があるといわれています。

先項目の動脈硬化、糖尿病、心疾患、末梢血管障害は、まさに高血圧が引き起こす合併症であるため、ほとんどの原因が高血圧にあるという事がいえます。そのため高血圧症は糖尿病、喫煙と並ぶ、EDを招く3大要因といわれています。 高血圧症の合併症である、心筋梗塞を発症した男性の64%、冠動脈バイパス手術経験者の57%がEDになっています。

EDになる確率は、年齢に比例して上昇することがわかっています。高血圧が進むと動脈硬化も進行するため、性的刺激による血管の拡張が妨げられることで、血流が抑えられ、EDを引き起こしやすくなります。このことから、高血圧症患者の半数以上が、EDの徴候あるいは自覚があるといわれています。

またEDの治療薬は、極度に血圧の高い方は服用する事ができないため、まずは、血圧を下げるための降圧剤を服用しなければなりません。降圧剤を服用しながら、バイアグラを服用するなんて事態は、できれば避けたいものです。 日頃から高血圧の予防をするという事は、合併症や生活習慣病の予防になるだけでなく、EDの予防にも効果的であるといえます。