本当はとっても怖い高血圧

高血圧の患者数

現在、高血圧の患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は、厚生労働省「平成20年 患者調査の概況」によると、約796万7,000人との結果が出ています。また「平成18年 国民健康・栄養調査の概要」によると、「高血圧症有病者」は約3,970万人、「正常高値血圧者」は約1,520人で、合計すると約5,490万人という結果になっています。

更に50歳以上では2人に1人が高血圧とされていることから、国民病ともいわれています。「高血圧の2分の1の法則」と呼ばれている現象があります、それは高血圧の方のうち受診治療をしている方は、全体の2分の1程度、受診治療をしている方のうち血圧が調節できている方は、更に2分の1程度といわれています。

つまり、高血圧の患者さんのなかで、血圧がうまく調節できているのは、わずかに4分の1に過ぎないということがわかると思います。原因の特定できない高血圧(本態性高血圧症)は完治しない病気なので、一度高血圧症になると、一生付き合っていかなければならないことから、血圧の調整がうまくいかない場合、合併症の危険が高まり、積極的な生活習慣の改善の努力や治療などの注意が必要になります。

厚生労働省「平成20年 患者調査の概況」より、男女別にみると、男性334万人、女性464万3,000人で、女性が男性の1.4倍という結果になっています。 高血圧の総患者数とは別に、推計患者数をみると、外来が60万1,300人、入院は8,700人という結果から、ほとんどの患者さんは通院で治療を受けていることがわかります。

また、「高血圧症有病者」「正常高値血圧者」をそれぞれ男女別でみると、男性では「高血圧症有病者」が調査対象者の59.1%、「正常高値血圧者」が15.8%だったのに対し、女性では「高血圧症有病者」が43.4%、「正常高値血圧者」が17.8%という結果が出ています。