本当はとっても怖い高血圧

妊婦高血圧症候群

女性の場合、妊娠中は最も血圧に注意をしなければならないといわれています。 妊婦高血圧症候群は、少し前までは「妊娠中毒症」と呼ばれていましたが、産婦人科学会により名称が改められました。

妊娠中のむくみ、高血圧、尿タンパクのうちの1つ、または2つ以上の症状が見られ、それが妊娠前からの症状ではないものを、妊娠中毒症といいましたが、現在では産婦人科学会により、名前も妊娠高血圧症候群に改められ、むくみは項目から外されました。

むくみは妊婦さんの約3割に見られるため、妊婦高血圧症候群と結びつけるのは間違いだとしたからです。しかしそれに反対意見を持つ専門家も多いようです。

妊娠中はホルモンバランスの変化の影響で、肥満になりやすく、血圧が上がりやすくなります。WHOのガイドラインによると、妊娠中の高血圧は、最大血圧が140mmHg以上、最小血圧が90mmHg以上、あるいは妊娠前か初期と比較して最大血圧が+25mmHg以上、または最小血圧が+15mmHg以上であれば妊娠性高血圧とされています。高血圧が進むと妊婦高血圧症候群になりやすくなるため、太り過ぎないように気を付ければなりません。最終的な体重増加は、標準体重の人で8kg以内、多くても10kg以内に抑えるようにすることが望ましいとされています。

また妊娠中は塩分を減らし、適度な食事量を守る事も大切です。妊娠中の高血圧が進行しても、胎児への安全性を考慮しなければならないことから、使用できる降圧薬も限られてきます。妊娠中は肥満を防いで、胎児のためにも高血圧を予防するようにしましょう。