血圧を知る

外来血圧、仮面高血圧、白衣現象

「1日の血圧の変化」で血圧の変化について詳しく説明しておりますが、血圧は様々な状況で常に変化します。環境の変化や気温、ストレス等が加わると、違った血圧値が出やすい事から、特に良くある血圧の変化には、名称が付けられています。

代表的なものをご紹介しましょう。病院・診療所などの外来で測った血圧のことを「外来血圧(診察室血圧)」と言います。これは医師や看護師が測るため、測定値は信頼性が高く、患者の状態を知る基本となります。

人によっては、極度に緊張が加わる事があるため、平常時よりも高くなることがあります。他にも、「24時間血圧」や「家庭血圧」では正常血圧の方でも、医師の前に出ると血圧が上がってしまう「白衣現象(白衣高血圧)」や医師の前では仮面を被ったように高血圧値が出ないが、家庭で計測すると血圧値が高くなってしまうのが「仮面高血圧」と呼ばれているものなどがあります。

このような場合、高血圧による合併症などの症状が出ていなければ、年1~2回程度の経過観察を行い、治療の必要性は低いといわれております。

普段は血圧が正常値を示していても、起床前後の血圧は高くなる傾向があります。また、薬による治療を行っている患者さんの場合は、病院での血圧測定時刻が、薬の効果がもっとも強い時間帯だった場合、外来血圧では正常血圧にコントロールされているように見えるものの、薬の効果が弱まっている時間帯では高血圧を示すということもあります。