低血圧

低血圧の主な原因

低血圧を引き起こしている明確な理由(心臓病、内分泌の異常、胃腸疾患による栄養不良、末期ガン、ケガによる大出血などで起こる、「症候性(二次性)低血圧」)がある場合を除くと、ほとんどは「本態性低血圧」と呼ばれる原因の特定が難しい低血圧、ということになります。

その場合でも、多くの場合は、偏食による栄養不足であったり、ストレスや不規則な生活、気候の変化、ホルモンバランスの乱れや、遺伝、体質などが原因になると考えられています。

低血圧は血行障害で、脳の細胞や手足の末端に十分な血液が届かないために、全身倦怠や立ちくらみ、めまい、頭痛などの症状が出ます。 血圧調節を行う自立神経が、脳の視床下部にあります。交感神経機能が朝目覚めると、活性化しますが、何かの要因によって、自律神経が正常に機能しなくなると、体温が上昇せず血圧も低下します。

また、横になっている状態や、しゃがんだ状態から急に立ち上がったときに、最大血圧が20mmHg以上下がるもののことを、起立性低血圧といいますが、これは全身の血液量が、立ち上がる事で、腹部や下半身に移動し、静脈の血液量が十分心臓に戻ってこなくなります。そのため、心臓が送り出せる血液の量が減り、十分な血圧が与えられなくなります。

血圧の正常な人は、急に立ち上がった時に、反射機能が交感神経を中心に働き、心拍数を増加させ、十分に心臓が収縮出来るように働きかけるため、立ち上がっても血圧を維持する事が出来ます。しかし、低血圧の人は、立ち上がった時に下がった血圧を元に戻す事が出来ず、めまいや立ちくらみ、ひどい場合は失神を起こします。