高血圧を予防する

塩分とカリウム

高血圧を予防するには、なんと言っても普段の食生活に気を使わなければならない事は、他の項目を全て読んでいただければ、充分にご理解いただけたと思いますが、ここでは、高血圧を防ぐ為の鍵となる、塩分とカリウムを取りあげてみたいと思います。

塩分の過剰摂取は血圧の上昇に関係する一方で、カリウムは、体内の余分な塩分を排出して血圧を抑える効果があります。カリウムを含む食品も多く、これらをうまく組み合わせて、食事をすることは、高血圧の予防に役立ちます。自然の降圧剤といわれるカリウムを含む食品をご紹介いたしましょう。

カリウムの多い食品として、こんぶ、わかめ、とろろこんぶ、ひじき、インスタント珈琲粉、あおさ、切干だいこん、焼きのり、煮干しなどがあります。 カリウムの摂取量に制限はありませんが、1日の塩分摂取量の3分の1程度を取ると良いといわれています。

日本人は塩分過多になりがちなので、カリウムを含む食品を積極的に取り入れる工夫をすることをお勧めします。夏場に大量の汗をかき、カリウムが汗と共に失われて起こる「低カリウム血症」が夏ばての原因と言われています。長期間に渡る利尿剤の服用は、カリウムの排泄量を増やしてしまうことから、脱力感や食欲不振といった症状が起こる場合があります。

またカリウムは尿中に排泄されるので、取り過ぎたからと言って問題が起こる事はありませんが、腎臓の機能障害で尿の排泄が困難な場合、高カリウム血症を起こす危険がありますので、その場合は医師の指示に従って適切な食事を心がけましょう。