高血圧を予防する

肥満

高血圧は肥満が大きな危険因子であることは、既に多くの研究や調査で明らかになっています。とくに、内臓脂肪型肥満が血圧の上昇と関連が深いといわれています。ご自身が肥満かそうでないかの判断は、BMI(ボディー・マス・インデックス)という基準を用いると簡単に調べることができます。肥満は血圧を上げるだけでなく、肥満自体が心血管病の危険因子の一つにもなり、百害あって一利なしです。

肥満というほどではなくても、年を重ねるごとに、少しずつ体重が増加している人は、今のうちに、標準体重を守る生活習慣を身に付ける心がけが必要です。

また、ここ数年健康診断でも用いられるようになった、目安のひとつに、内臓脂肪型肥満の指標として腹囲計測があります。いわゆるメタボ検診といわれているものです。このメタボというのは、メタボリックシンドローム(metabolic syndrome)のことで、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に加えて、高血圧・高血糖・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態のことをいいます。

日本人は、米国人よりも、このメタボリックシンドロームの悪影響を受けやすいといわれています。診断基準の腹囲は、男性85cm、女性90cmが基準値になっています。この数値を超えないように、しっかり体を動かしましょう。

現代人の肥満は、カロリーオーバー、運動不足が大きく関わっており、肥満の人はたいてい運動不足だと言っても良いでしょう。一般的に運動習慣のある人の血圧の方が、運動習慣のない人の血圧よりも低いことがわかっています。継続的に有酸素運動(ゆっくりとした水泳やウォーキング)を繰り返すことは、血圧を下げる効果があることもわかっています。